【TEDスピーチ】人に話を聞いてもらえないあなたへ|ジュリアン・トレジャー『人を惹きつける話し方』
今回はTEDスピーチの中で、ジュリアン・トレジャー氏の『人を惹きつける話し方』の紹介をします。このスピーチは、TED内で3千万回再生されている名スピーチです。
こんにちは!阿吽だず!
テレビを見るより、TEDを見ているものです。
みなさんは、TEDスピーチをご覧になっていますか?
「聞いたことはあるけど、実際に見たことはない」
本当にもったいないですよ!
TEDスピーチは視野を広げられるからいいぞ!
このスピーチは面白い!というものを紹介しているので、ぜひご覧になってください。
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ジュリアン・トレジャーとは?
イギリス出身で、ケンブリッジ大学で経済学を学び、過去には"The Tranrmitters"のドラマーとしても活躍。
また、雑誌出版社"TPD Group"やコンサルタント会社"Sound Agency"を設立。
人を惹きつける話し方
本スピーチは、話しているのに誰も聞いていない状態を解決するための方法を紹介しています。
人を惹きつける話し方をするには、まず我々が行なっている悪い習慣を改善する必要があります。
そして、伝える内容と伝え方が重要なのです。
・悪しき7つの習慣をやめる
・伝える内容を意識する
・伝える時の方法に注意する
結論としては、誰でも使える世界で最も力強い音の"声"を意識してデザインすることで、世界には美しい音が響き相互理解が深まるということです。
詳しく知りたい人は、動画を見れば分かります。
その動画内のポイントをまとめましたので、ご覧ください。
話者の7つの大罪をやめる
「誰も話を聞いてくれない・・・」
「せっかく意見を言ったのに聞いてもらえない・」
こんな経験をされたことはありませんか?
大抵の人が一度は経験しているはずです。
それでは、なぜあなたの話を聞いてもらえないのでしょうか?
そこには、我々が無意識に行なっている7つの悪しき習慣に起因するのです。
①:うわさ話
あなたがうわさ話をした3分後には、あなたもうわさ話されています。
②:批評
聞いて得することは何一つありません。
むしろマイナスですよね。
③:ネガティブさ
なんでもかんでもネガティブに考える人いますよね?
「〇〇だからわたしにはできない」とかね。
④:不平不満
ネガティブと関連するものです。
不平不満ばかり言っていませんか?
⑤:言い訳
すぐ言い訳する人からは、人が離れていきます。
聞いててムカつきますし、いい事ないですよ。
⑥:脚色誇張
少しする分にはいいかもしれませんが(言い回しなど)、し過ぎるのは信頼を失います。
⑦:事実と意見の混同
話をする上で一番やってはいけないことです。
聞いている側としたら、まったく理解できません。
これられの7つは今すぐにでも辞めましょう。
人に話を聞いてもらえない=信頼されていない
そう思ってもいいくらいですので、直すべきです。
伝える内容は、HAILを意識する
HAILとは、熱烈に歓迎し賞賛するという意味です。
といっても、伝える際に抑えるべき4つのポイントの頭文字を繋げてHAILになります。
H:honestly
正直さです。
真実を話し、率直に明快であるべきです。
A:authenticity
素直さです。
ありのままであることです。
(ありの〜ままの〜)
I:integrity
誠実さです。
自らの言葉のまま、有言実行し信頼される人物になりましょう。
L:love
愛です。
ロマンチックな愛ではなく、皆の幸せを願う愛です。
皆の幸せを願うという愛の理由は、2つあります。
1つは、正直さが全てではないということです。
例えば、「わぁ今朝はひどい顔だね」とかそんな言葉は必要ありませんよね?
正直さを愛で和らげれば、素晴らしいものになります。
2つ目は、誰かの幸せを願えば、その人を批評しないということです。
このような、HAILを意識しましょう。
人を惹きつける伝える方
悪しき習慣を辞め、伝える内容を完璧にしても、伝え方が悪ければ意味がありません。
人間がなにかを伝える際に使うのは"声"。
それを発している"のど"はいわば道具箱です。
その"のど"を使って"声"を出す際に重要なポイントが6つあります。
⑴:声域
声を出す場所を変えてみましょう。
鼻・のど・胸から出す声はすべて異なります。
「低い声の議員が当選しやすい」というように、我々は声を、力や権力と結びつけるのもそのためです。
⑵:声色
声の質感のことです。
豊かでなめらかで温かみのある声が好まれます。
声は変えることができるので、ボイストレーニングをするという選択肢もありますよ。
⑶:韻律
抑揚や言葉に意味をそえるメタ言語です。
ずっと同じ調子で話されると聞く気ぐ起きませんよね?
韻律がないからです。
また、疑問文のように文末があがる人も注意しましょう。
⑷:ペース
とても速く話すとすごく興奮している感じになります。
逆にゆっくり話すと強調できます。
沈黙も然りです。
沈黙を埋めようと「あー」とか「えーと」と言う必要はありません。
沈黙にはすごい力があるのですから。
⑸:音高(ピッチ)
感情の高ぶりは普通、音高とテンポで表現されますが、音高だけでも可能なのです。
⑹:声量
興奮を表現するには大きい声。
注意を引きつけるには小さい声。
このように6つのポイントを意識しましょう。
伝える内容だけでなく、伝え方も大事なのです。
まとめ
我々は、話し方を教わってきませんでした。
しかし、人の感情を左右したり引きつけたりするのは"話し方"です。
話し方を教わるには、実際に話をして体感するのが手っ取り早いですが、なかなか話す場面がない人も多いでしょう。
そんな時に、話し方のうまい人がスピーチする"TED"を見て真似るべきです。
言語は違えど(日本人もいます)得るものが多いはずです。