UMB2018本戦感想・レビューとビート紹介|優勝はMU-TON!!!
はじめに
UMB(ULTIMATE MC BATTLE)GRAND CHAMPIONSHIPは、2005年よりスタートし、現在まで続いています。
MC BATTLEの中では一番大きな試合で、開催日も年末。
主催は、”Libra Record”。
フリースタイルの日本一が決まる一番アツイ大会です!
UMB2018結果
UMB2018優勝者は、”MU-TON”です!
この大会の特徴は以下の3点です。
・ビートが神
・若手とベテランの戦い
・会場のお客さんの反応が神
いよいよ本戦レビューです。
勝者が赤、敗者が青です。
- はじめに
- UMB2018結果
- UMB2018本戦【1回戦】
- ALCI vs MU-TON
- 第5試合:T-STONE vs O.G.K
- 第6試合:Disry vs GOTTI
- 第7試合:MCニガリa.k.a赤い稲妻 vs SKRYU
- 延長:SKRYU vs MCニガリa.k.a赤い稲妻
- 第8試合:むら vs B_ZERO
- 第9試合:EVOL vs SAM
- 第10試合:小池潔宗 vs ふーわ
- 第11試合:Atomoshiphere vs 輪入道
- 延長:輪入道 vs Atomoshiphere
- 第12試合:DAISEI vs KZ
- 第13試合:しぇん vs kNaxx
- 第14試合:IZ vs AUTHORITY
- 第15試合:TORA vs 焚頭
- 延長:焚頭 vs TORA
- 紅桜 vs BAMBLEE
- BAMBLEE vs 紅桜
- 紅桜 vs BAMBLEE
- UMB2018本戦【2回戦】
- 第1試合:まーしゃる vs 紅桜
- 延長:紅桜 vs まーしゃる
- 第2試合:Bluek vs RYU
- 第3試合:Pein Mira vs MC松島
- 第4試合:Folgoregia vs Jonye the sonata
- 延長:Jonye the sonata vs Folgoregia
- 第5試合:KaRaAGE vs MU-TON
- 第6試合:だーひー vs T-STONE
- 延長:T-STONE vs だーひー
- 第7試合:椿 vs GOTIT
- 延長:GOTIT vs 椿
- 第8試合:Lyrical vs MCニガリa.k.a赤い稲妻
- 第9試合:KAKKY vs むら
- 延長:むら vs KAKKY
- 再延長:KAKKY vs むら
- 再々延長:むら vs KAKKY
- 第10試合:BASE vs SAM
- 第11試合:USTR vs 小池潔宗
- 第12試合:Mud Ash vs 輪入道
- 第13試合:APACHE vs KZ
- 第14試合:BARBER vs しぇん
- 第15試合:JACKTAR vs AUTHORITY
- 第16試合:裸武 vs TORA
- UMB2018本戦【3回戦】
- UMB本戦【4回戦】
- UMB2018本戦【準決勝】
- UMB2018本戦【決勝】
- まとめ
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UMB2018本戦【1回戦】
第1試合:富博 vs RYU
ビート:Hold Back The Night
岩手代表vs大分代表の対決。
富博は下ネタから入り、会場を掴みきれず。
一方のRYUは的確なアンサーで会場を盛り上げる。
富博「お前の母さんア○ルから入るフリースタイル」
RYU「レペゼンママのマ○コさ」
富博「2週間くらい彼女の生理が来てないんですよ」
RYU「彼女の生理?レペゼンの街がもう泣いているぜ」
ALCI vs MU-TON
愛知代表vsリベンジ代表の対決
紹介映像の時も一番盛り上がっていましたね。
とにかくノリに乗っていて止められないだろうなという勢い。
とにかくMU-TONのバイブスとフロー勝ち。
ALCI 「イカレテんのかそれとも生かされてんのか死に方用意ALCI」
MU-TON「首降らしなほらUMBまだ声上げろUMB」
ALCI「ニュートンみたく時空超えて落としてやるぜMU-TON」
第5試合:T-STONE vs O.G.K
ビート:Partyの始まり/SHINGO☆西成
徳島代表vs鳥取代表
お互い1バース目はエンジンがかかっていない感じでしたが、2バース目からガッチリ決めてきます。
O.G.Kはうまく会場を巻き込めなかった印象。
T-STONE「レッドカーペットの赤もお前の血だろ?先輩も後輩も関係ない。年下が下剋上で上げにきたぞ」
第6試合:Disry vs GOTTI
代打vs茨城代表
インフルエンザで欠場したMCの代わりのDisryだが、空回り気味。
GOTTIのバイブスは年々高まってますね
GOTTI「一回負けたヤツをステージに上げんじゃねぇ」「ライブラの社長に中指立てるぜ」
GOTTI「バーカ、つまんねぇ意地がねぇMCなんて鼻っから興味ねーよ」
第7試合:MCニガリa.k.a赤い稲妻 vs SKRYU
東京代表vs愛媛代表
同世代対決。
5回目となるニガリが圧勝かと思いきや、延長にもつれ込む試合展開。
延長:SKRYU vs MCニガリa.k.a赤い稲妻
ビート:Pepper Seed/YOKE A.K.A DJ REDBLOOD
SKRYU「逃げも隠れもしない。むしろ当ててくれ君のサーチライト」
MCニガリa.k.a赤い稲妻「5年目で後がねぇんだあばよルーキ」
第8試合:むら vs B_ZERO
長崎代表vs山梨代表
むらの楽しんでいく姿勢に対しZEROのクールコアな姿勢。
ZEROのライムがネタくさく聴こえて、会話をしようと言っているのに矛盾していたかなと。
むらはフローを変えたりしていてよかった。
むら「楽しむだけだと言っているわりには顔が強ばってるけどどうした?」
B_ZERO「平成最後、当たり前のように減点の対象、俺のライムは天然素材料」
第9試合:EVOL vs SAM
富山代表vs栃木代表
EVOLは声量が足りなかったのと、ビートとフローのミスマッチが痛かった。
SAMは相変わらずのバイブスとライムを披露。
SAM「iQOSやIH、火もつかねえMCに俺は興味なし」「UMBなめてんならつける落とし前」
SAM 「覚えとけ俺がDOTAMAの後輩だ」
第10試合:小池潔宗 vs ふーわ
群馬代表vs三重代表
小池のバイブスとふーわのフロウ対決
どっちも容姿が特徴的ですね笑
小池潔宗「一番大事なのはフレッシュってやつだろうが」
小池潔宗「目見て話さなきゃいけねぇルールがあるなんてしらねぇ」
第11試合:Atomoshiphere vs 輪入道
福島代表vs千葉代表
1試合目はお互い言うことなくてグダグダに。
さすがにこれでは判断できないと延長に。
Atomoshiphere「お前の徳之島、ちぇっくしろよな福の島」
第12試合:DAISEI vs KZ
福井代表vs大阪代表
うーん。
DAISEIはもっと実力あるだろうに....
KZへのディスが空回りしてて...
KZ「見たこともねぇものを見たことねぇとディスるならお前のヒップホップはくだらねぇな」
第13試合:しぇん vs kNaxx
宮城代表vs滋賀代表
しぇんの勢いが優った試合。
ビートアプローチ・ライム全て優ってました。
しぇん 「本戦のレベルの底を下げんなよ」
第14試合:IZ vs AUTHORITY
広島代表vs青森代表
AUTHORITYがかっけぇ。
IZもバチバチで早いビートで良かったです。
IZ 「川草瓦、お前のマイクロフォンはナマクラ刀」
AUTHORITY「お前が広島?でももっと俺ヤバイラップを披露します」「お前のけつ振るビッチビッチ同然、言葉は花があるぜ擬似表現」
AUTHORITY「え?お前が千鳥足?でもお前が勝てるような見込みなし、だって俺がっちりステージで仁王立ち、分かる?ぶっ飛ばず日本のシーン」
第15試合:TORA vs 焚頭
静岡代表vs岐阜代表
最初から睨み合うバチバチな試合。
判定はきれいに割れて延長。
TORAの落ち着き様と焚頭のギャグ+アツさ
TORA「裏ではブリブリ和気あいあい俺から言わせりゃそりゃないない」
焚頭「煙吸えばいい状態」「おい小僧いきがるな、そういうことが火に油」
延長:焚頭 vs TORA
ビート:Hard Rhymer/YOKE A.K.A DJ REDBLOOD
焚頭 「あ、ごめん、ピノキオみたいに伸びたマイク当ててみる小僧」
TORA「一回戦すら勝てないのに伸びた鼻なら軽くぶった切る」
紅桜 vs BAMBLEE
岡山代表vs熊本代表
紅桜やばすぎ。ガムはステージに吐くわ、ボディーブローカマスわ。
延長にもつれ込みます。
BAMBLE「おい、ガム捨てんなよクソ野郎、なんで遅れてきたんだよクソ野郎」
紅桜「もろクソクソミソ、ヤバイのかましたるぞ、目くそ鼻くそ」
BAMBLEE vs 紅桜
ビート:Black shade/THE JAZZ ZODIAC
紅桜の声が中毒すぎる笑
BAMBLEEもめちゃくちゃカッコいい。
ラップ下手くそ論争で終わったですね。
BAMBLEE「ボディタッチありだけど気にしない」
紅桜「浅田真央ちゃんみたいに回転さす、お前くらい余裕たこ焼きみたいにな」
BAMBLEE「たこ焼き?お前の頭がたこ焼きなんだクソ野郎」
紅桜 vs BAMBLEE
ビート:???
まじで紅桜のフロウが中毒。
完璧なビートアプローチ。
完全に紅桜劇場。
紅桜「俺はラッパーだ勘違いすんな、マイクでボコボコMC漢」
UMB2018本戦【2回戦】
ここからはシード権のあるMCと一回戦を勝ち抜いたMCとの勝負
第1試合:まーしゃる vs 紅桜
奈良代表vs熊本代表
会場を上げていたのはまーしゃるの方ですが、紅桜のプロップスで会場判定は紅桜。
しかし、審査員はまーしゃるを挙げ、延長。
ただ、紅桜の中毒性の高いラップが本当に心地良いんですよ。
まーしゃる「暴力でじゃなくて言葉と音楽で沸かすのがヒップホップだろ?」
延長:紅桜 vs まーしゃる
ビート:ALL Area/Refugeecamp
この試合も会場・審査員ともに拮抗していました。
もはや個人の好みかなと。
ただ、のらりくらりラップする紅桜に対し、まーしゃるはスタミナ切れが目立ってしまいました。
紅桜 「カスだね思うから鳴らせよカスタネット、お前の頭にかけてやる熱湯」
まーしゃる「奈良県民日本一建物が低いところだけど志は高く持ってます、よろしくお願いします。」
第2試合:Bluek vs RYU
京都代表vs大分代表
うーん、決め手が龍が如くのアンサーだけだったので、なんとも。
RYUがそのアンサーに対して返せなかったので、負けたんでしょうが...
延長でもよかったな。
RYU「俺の言葉が東京に届く、俺は飛んでいる龍が如く」
第3試合:Pein Mira vs MC松島
高知代表vs北海道
完全にMC松島が論破してましたね。
プロップスはもちろん、アンサー力に差がありすぎる。
Pein Mira 「俺は影を踏んで光を見つめるよ」
MC松島「作戦!パンチされるのを避ける、俺のこれが作戦だ、パンチしていいらしいぜ、だけど今日はやめろ」
第4試合:Folgoregia vs Jonye the sonata
沖縄代表vs石川代表
会場・審査員ともに割れて延長にもつれ込む試合展開。
どっちもアンサー重視で自分らしさを出していたかなと。
Folgoregia「南の島からいざ出陣、力の差見せつける今すぐに」「俺はこのマイク仕事に変える、100万を持って地元に帰る」
延長:Jonye the sonata vs Folgoregia
ビート:Dreamin’/The Heath Brothers
ゆったりしたビートにJonyeのフロウと声がマッチしていました。
Folgoregiaはスタミナ切れですね。
Jonye the sonata 「お前は王座の椅子に座りたがっている。俺はそれにまたがって踏み台にしてく。」
第5試合:KaRaAGE vs MU-TON
ビート:???
佐賀代表vsリベンジ
うん、圧勝。
各都道府県からということで、やはり無理があるのかな。。
MU-TON「お前が俺の憧れ?やめてくれ、こっちが恥ずかしいわ。ダッサ、ガキが来る場所間違えたんじゃね?」
第6試合:だーひー vs T-STONE
宮崎代表vs徳島代表
だーひーの成長がすごい!!
デカイ大会を経験するごとに上手くなってますね。
相乗効果でT-STONEもバイブスがぶち上がってます、いい試合。
だーひー「俺は今目指してるぜ未だにザイオン、2018今年こそはてっぺんに宮崎代表」
T-STONE「俺は仕事のために仕事はしねぇぜ、夢を掴むためにMake money」
延長:T-STONE vs だーひー
ビート:???
延長前のビートとは真逆のビート。
途中でビートが大きく変わり、音ハメで勝負がついた試合。
だーひー「語り合おう言ってる割に、このビートになったらBPMに合わせて、エイエイエイ、まじでつまらねぇ」「言葉の乗せ方よりも選び方なんだよな」
第7試合:椿 vs GOTIT
福岡代表vs茨城代表
この対決は激アツ。
やはり延長。
どっちもカッコいい。
椿「ニガリにMU-TON?お前じゃ地獄のトーナメント、上がれんの?ジャッジメント、無理があるのはどっちか見極めろ」
GOTIT「ファットな体型?逆に言っとく、この細い体で勝てんのかよ」
延長:GOTIT vs 椿
ビート:???
GOTITのベストバースで勝負あり。
椿のことばが少し聞き取れないところも拾われて、残念...
GOTIT「先のこと?ニガリ?MU-TON?まずはテメェ俺の目を見てみろよ」
第8試合:Lyrical vs MCニガリa.k.a赤い稲妻
新潟代表vs東京代表
名前のくだりで墓穴を掘り、ニガリがしっかり拾い、勝負あり。
とちゅうまでは良かったのにもったいない。
Lyrical「ダンジョン制覇してもコンビニ弁当食ってるやつが、今日勝ってキャビア食べるわけねぇだろ」
ニガリ「腐った名前の稲妻まだいきがるわ」
第9試合:KAKKY vs むら
ビート:Sparks/JSquared
兵庫代表vs長崎代表
KAKKYがバイブス全開でぶつかり、むらもそれに答える形に。
どちらも決定打を作れず延長。
むら「観光気分で来てんじゃねぇよ」
延長:むら vs KAKKY
ビート:???
ビートがカッコ良すぎる。
だれか教えてくれ。
KAKKY「どんな感じ?1バース多くラップできていい感じ」
再延長:KAKKY vs むら
ビート:???
うん...。
KAKKY「ぴょんぴょん跳ねておけよ、そのまま天国まで俺が見送ってやるぜ」
第10試合:BASE vs SAM
代打vs栃木代表
この試合こそ、延長が見たかったでですが、僅差で決着。
一回戦から全力のSAMの勢いが勝りましたね。
SAM「またいつもの話、ガンジャとバッズ、天使とダンス、悪魔とファック」
BASE 「俺は言い切る。俺がヒップホップ」
第11試合:USTR vs 小池潔宗
秋田代表vs群馬代表
小池潔宗「先行頑張ったでしょう。いいね、だけど、バイブス足りねぇよ?」
第13試合:APACHE vs KZ
ビート:Soul Of Yamato/LARGE IRON
島根代表vs大阪代表
APACHEはバイブス全開。
KZは冷静に諭す。
KZ「情熱と冷静を欠かすな、手綱は離すな、それができないなら俺に離すな」
第14試合:BARBER vs しぇん
山口代表vs宮城代表
しぇん「他力本願?ふざけんなバカが」
第15試合:JACKTAR vs AUTHORITY
山形代表vs青森代表
AUTHORITYのアンサー力が光ってましたね。
ネタじゃなくて、しっかり対話をしている感じがいい。
AUTHORITY「解読不明、ブンブンじゃないか乗りこなした海賊船」
UMB2018本戦【3回戦】
第1試合:Bluek vs 紅桜
ビート:???
いやいや、紅桜止まらないでしょ、これ。
中毒性しかないですよ。
Bluek「血しぶきを上げて、真っ赤な桜上げてやるよ」
紅桜「緊張の糸ならほぐすぜお前の前にキンチョールさ」「ライムとリーズン、パンにはレーズン入ってねぇと食えねえか坊ちゃん?」
第2試合:Jony the sonata vs MC松島
MC松島がうんちとかクソとか言うと、大抵勝てちゃうのがすごい笑
MC松島「100年後いなくなってんのは、だいたいそうだからしゃーないわ」「職人?自称している、それ詐欺師?みたいな韻の、かたさ?」
第3試合:MU-TON vs だーひー
ビート:???
ばちばちばちばちな試合。文句なしの延長。
だーひーがプロップスも兼ね備えて、主人公感がすごい。
だーひー「お前もしかして痰が絡まってる?俺はもうとっくに自分の啖呵を切ってる」
MU-TON「だーひーは啖呵を切ってるって、その後、俺に斬られて担架で運ばれるって」
だーひー「担架で運ばれる、そして俺は病室でひたすら短歌を書いている」
だーひー「絶対言われると思った、53、GADOROじゃねぇ、だーひーかよ。お前ら全員納得させて帰らせてやるよ」
延長:だーひー vs MU-TON
ビート:???
だーひーがここで勝ったら面白かったのにな、と。
まじで勝てるくらいの勢いはありました。
個人的にはマジで好きです。
だーひー「じゃあ出なきゃいいじゃん、引退引退ずっと言って、またリベンジとかで出てるぜ」
MU-TON「でも俺がいないと面白くないってよUMB」
だーひー「俺は文学っていう日本語に惚れたから、日本語ラップに新しい芽を見せにきたんだ」
MU-TON「俺はヒップホップっていう音楽に惚れたんだよ」「ハッパ吸ったことないんだろ?」
だーひー「ハッパ吸わねえとヒップホップじゃねえと言われるシーンが嫌だから、俺は進歩してきたんだよ」
第4試合:GOTIT vs MCニガリa.k.a赤い稲妻
かなりアツイ組み合わせ。
やはりと言うべきか、延長。
ニガリほんとにうまいわ。
GOTIT「2014強いやつ倒して決勝、大丈夫、今日は小節間違いないぞ」
ニガリ「俺も16蹴飛ばす、逆に8・4で有利で今回良かったね」
延長:MCニガリa.k.a赤い稲妻 vs GOTIT
ビート:光と崖/GADORO
うーん、そこまで差はなかったような気がしまうが。。。
その場の空気感なんでしょうね。
MCニガリ「そのヒゲ、UZIさんみたい気をつけろ、ウェイヨー」
GOTIT「来年の話は来年してくれ、俺は今の話をしてる」「つまずいてる?お前のアナルに唾が付いてる」
第5試合:SAM vs KAKKY
ビート:Gaimoyou/AK-69
予想よりもいい試合でした。
SAMが圧倒するかと思いましたが、KAKKYもアンサーしっかり返せてて良かった。
高ラから見ているので成長していて嬉しいです。
KAKKY「関西のドープは二度づけ禁止だぜ」
SAM「地元にはタイトで対等な仲間がいるから上げたいと思ってるんだよ」
第7試合:しぇん vs KZ
ビート:???
しぇん「2016、2017見た?おっさんが立っても何も変わんねえ」
KZ「ちょっとずつちょっとずつ進むのが俺なんだよ」
しぇん「若い奴が勝ってUMBが終わった?そんなことは言わせねえ。時代が始まるんだぜ」
KZ「俺は何年掛かってもやるって決めたことはやるんだよ」
第8試合:裸武 vs AUTHORITY
AUTHORITYがカッコすぎ・・・。
まじで、優勝すんじゃないかレベル。
韻を踏むとことで声の質を変えるのがクセになる。
AUTHORITY「今日は視点を変えさせてやる180度、若手でもアツいぜアティチュード」「井の中の蛙が井の外を帰るよ」
UMB本戦【4回戦】
第1試合:MC松島 vs 紅桜
ビート:???
いや〜、MC松島相手にも相変わらずの紅桜のスタイルが刺さりましたね。
つかみ所のない同士ですが、MC松島が空回りして、尻上がりの紅桜にKO。
紅桜が段々好きになっていく....
紅桜「目は空いてるが桜が咲いてる。そこの裏見てみれば、紅がまた焚いてる。」
紅桜「よこしなって誰よ?よこしまのとこの檻から出るシマウマ」
第2試合:MU-TON vs GOTIT
ビート:???
相変わらず何言ってるか分かりませんが、、、
まぁーかっこいいですよね。
正直延長でも良いかなと思いましたが、4バース目のGOTITがスタミナ切れっぽい感じだったので。
音楽のかっこよさを追求するMU-TONは、会場を味方に付けたら強いですわ。
MU-TON「小峰の忍者はアツサ・バイブスをスキルに変えるんだよ」
GOTIT「SeeとかSeeとか言ってる奴には、しっしっ、あっちに行けよ観客がGITITで一致。1番を取るためにやってる、クソガキとか尻軽ビッチ、ニッチもサッチもいかねえ、だが勝つのはGOTIT」
第3試合:SAM vs 輪入道
ビート:???
会話重視のバトルで決着はつかず。
お互いリスペクトしているのが伝わってきて、憧れの人との対決でバチバチです。
らだ、あつくなるまではいかず、静かに始まり静かに終わります。
SAM「小さい頃の心配ごとはいったいどこ?分からねえけど、分かる、俺は今ここ」
UMB2018本戦【準決勝】
MU-TON vs 紅桜
ビート:???
どっちのバースもライブみたいに会場を巻き込んでのラップ。
MU-TONがかなり押されるくらいのベストバウト。
MU-TON「バカが最高の音楽奏でる」
紅桜「チェックワンツーより気になる女のパンツ」
延長:紅桜 vs MU-TON
ビート:BIG BLUE/SHAKKAZOMBIE
絶対、紅桜、延長になってやる気無くしたよね笑
いつものMU-TONならディスる所を、リスペクトを込めたラップ。
とにかくカッコいい。
紅桜「俺は幸せもんだから先行、おい、まだ中指立てるぜ先公」
MU-TON「だけどクリンチ、リンチ、リンチじゃねえぜ、イブラヒモ...言わねえぜ?」
UMB2018本戦【決勝】
AUTHORITY vs MU-TON
ビート:最ッ低のMC
最後の4つのビートがどれも神。
AUTHORITY「SEEDA、SEEDA、SEDDA、SEEDA、俺が狂ったのはあいつのせいだ」「いつもぶっつけ本番、みんな大好きでしょ?無修正動画」
MU-TON「...、JAGMEN、EMINEM、...俺が狂ったのはあいつらのせいだ」「ホンダビーツで俺と輪入道とやらせなかった罪は重いぜ」
AUTHORITY「俺はステージに立ったら悪者扱い、でも忍者じゃなくてさラストのサムライ」「俺らで閉めようぜ平成最後、スキルは永遠、墾田永年私財法。ノリだけで詰まってないんだよメッセージ内容」
MU-TON「たしかにもう忍者とは言えないな。だって、一番目立っちゃってもんな」
まとめ
今回は、UMB2018本戦のレビューとビート紹介を行いました。
47都道県+リベンジ枠から成るトーナメントということもあり、少しだれてしまった感は否めませんが、各地方を代表しての大会ならではの醍醐味があるように感じます。
KOKのように各大会の優勝者というわけではありませんが、日本のヒップホップシーンを盛り上げる意味では、とても良い大会だなと思います。