【書評】仕事に追われて疲れているあなたへ。3歳児になれ!『多動力』感想レビュー
日々仕事に追われて"忙しい"と嘆いていませんか?
「忙しくて、好きなことができない・・・」
そんな仕事に追われているあなたにオススメの記事になります。
こんにちは!阿吽と申します!
年に100冊の本と100本の映画を見ている、アマチュアです。
今回は"ホリエモン"こと堀江貴文氏の著書『多動力』の書評レビュー記事になります。
前回書評したホリエモンの記事は下記のリンクからどうぞ!
www.aunblog.site
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はじめに
毎日毎日、満員の通勤電車に揺られ、パソコンとにらめっこしていませんか?
あなたはワクワクすることをしていますか??
つまらない仕事やタスクを惰性でこなしていませんか?
そんなあなたに、考え直すキッカケをもたらす本の紹介記事になります。
『多動力』堀江貴文
ホリエモンの著書『多動力』により、世間でも注目され始めている"多動力"
全産業の"タテの壁"が溶けたこの時代には必須のスキルだと述べています
その多動力の意味をご存知ですか?
多動力とは、いくつもの異なることを同時にこなす力のことを指します
かつてはあまり良くないこととして捉えられていました。「次から次に興味が移り変わってしまい、落ち着きがない」と。
しかし、インターネットという「水平分業型モデル」の浸透により多動力が重要視され始めます。
また、IOT(Internet of Things)の発展により、全ての産業の"タテの壁"がなくなっていく時代において求められる人材は、境目関係なく活躍する「越境者」です。
その越境者には"多動力"が絶対条件というわけです。
「石の上にも三年」のような一つのことをコツコツとやる時代ではなくなりました。
これからは様々なことに挑戦し、結果を残していかなければ人口知能に飲み込まれてしまいます
阿吽書評
THE ホリエモンという感じの本でした。ホリエモンがどのように考え、どのように働いているかがよく分かる本です
阿吽は、ホリエモン信者でなければ、ホリエモンアンチでもありません。
ひとりの読者好きとして読んでいますので悪しからず。
"一つのことをする時代ではない"という言葉はその通りで、人口知能の発達による既存の職業の変動に対して、"どう自分という価値を守るのか"の答えの一つのだと思います。
ホリエモンの他の本よりかは、この著書を読むことをおすすめします。
というのも、ホリエモンの本が溢れていますが、内容が同じものが多いからです。
批判ではありません。
本人も認めています。
これだけ大量のアウトプットをしていれば、どうしたって言うことは似通ってくる。堀江貴文という人間が変質するわけではないから、Aという質問を複数の記者からされれば、同じBという答えを少しずつアレンジしながら返すほかない。
オープンイノベーションの時代
現代の基本は"公開してみんなで改良していく"ことです。
情報を集めたり計画したりといった準備段階に時間をかけ過ぎては意味がありません
「情報が不足しているから・・・」
「計画がしっかり練られていないから・・・」
と悩んでいるより、見切り発車で行動すべきです。すぐに始めてから、走りながら考えればいいのです。
昔は、おいしい酢飯や包丁の使い方などはプロのみが知る専門特許でした。伝統技術や情報を引き継ぐには長い下積みが必要でした。
しかし、今の時代には情報が公開されています。長い下積みをするよりは、自分で店を出してみるのです。
実際、専門学校卒業と同時に開業しミシュランで3つ星を獲得した寿司職人もいます。
一つの肩書にこだわってはいけない
今や一つの肩書に頼っていては先行きは暗いでしょう。
複数の肩書きを掛け算し、レアな存在になるべきです。100人に1人×100人に1人×100人に1人で100万人に1人の逸材になれます。
一つのことに1万時間費やせば、100人に1人の存在になれるそうです。一つの肩書で1000人に1人、1万人に1人の人材になるより、複数の100人に1人のスキルを身につけたほうが効率的です。
もちろん、イチロー選手やキングカズのような一つのことをやり続けレジェンドになる人生もあります。
しかし、100点を目指せるのは数%の人かもしれませんが80%なら数十%の人に跳ね上がります。80点のスキルをたくさん身につけてレアな存在になるほうがいいのです。
まずは一つことをサルのようにハマりましょう。そこで得られた"好奇心や集中力"は、次のなにかに活かせます。
なんでもいいです。マンガ・映画・スポーツ・ナンパ・・・
ある一つのことを80点まで努力したら、100点を目指すのではなく、他のことに取り組むのです。
ワクワクすることだけを全力で取り組む
あなたの"ワクワクすること"はなんですか?
ワクワクすることをしている時の体感時間は短いはずです。
「〇〇をしていたらいつのまにかこんな時間」という風になるものです。
逆に「〇〇しているのにまだこんな時間?」というものはありますよね?
その体感時間が長いものを少なくしていくのです。それはあなたにとっては、つまらないもの・ことなので減らすべきです。減らすことで毎日をワクワクして過ごせ、ストレスフリーの生活にもなります。
自分の時間を過ごす
あなたは"自分の時間"を過ごしていますか?
それは"他人の時間"ではありませんか?
時間は有限で財産です。そんな時間を人のために使っていませんか?
サラリーマンのあなた、まだ電話を使っているのですか?
電話は過去の産物です。今や非同期通信(メールやLINE)で連絡を取る時代です。
逆に頻繁に電話をかけてくる相手とは縁を切るべきです。
作業中に電話にでて、電話が終わったらまた最初から・・・というサイクルになっていませんか?
仕事のデキるorデキない人の違いは仕事をする"リズム"の違いです。電話の相手をしていては、リズムが狂ってしまうのです。
また、自分とは関係のないorつまらない会議をバカ真面目に聞いていませんか?
その時間こそスマホで自分の時間を過ごすのです。スマホで自分の仕事をするほうが100倍も効果的です。ほとんどの会議が非同期通信で済ませる場合が多いですし、極論、会社に行かなくてもできます。
あなたの「会議は目と耳で参加する」ことや「オフィスに行って仕事をする」といった前提を疑ってみましょう。
あなたが忙しいのは本当に仕事が多いからですか?工夫をこらせば、圧倒的な時間を手に入れて、自分のワクワクすることに当てられる可能性はありませんか?