堀江貴文の近畿大学名スピーチ『レールのない世界に挑戦するみんなへ送る言葉』全文公開
今回紹介するのは、堀江貴文氏(以下、敬称略)が平成26年度近畿大学卒業式でのスピーチです。
TEDスピーチでは、ないのですが皆さんに紹介したい名スピーチなので紹介します。
近畿大学の卒業式スピーチは恒例となり、毎年度話題の的になってます。
最近でいうと、キングコング西野さんやピースの又吉さんのスピーチが有名です。
キングコング西野氏のスピーチ詳細記事はこちらから↓
近日公開予定
ピース又吉氏のスピーチ詳細記事はこちら↓
近侍公開予定
今回は、ホリエモンこと堀江貴文の伝説のスピーチを紹介致します。
動画をご覧になった方もそうでない方にも分かるように要約してお伝えします!
これから社会に出る大学生はもちろん、中高生や既に社会に出ている方々にもオススメのスピーチになります。
ぜひ時間があれば動画もご覧になってください!
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堀江貴文とは?
(参照:YouTube)
1972年生まれで福岡県出身です。
2004年にはライブドアの代表取締役兼CEOを務めていました。
野球球団の買収や放送局の買収などを目論み、世間を賑わせていた堀江貴文。
証券取引法違反容疑で刑務所で服役していました。
出所後は、日本の実業家・著作家・投資家・タレント・・・・とマルチに活躍を続けています。
出版する本は全て人気があり、社会的地位を確立している成功者の一人。
【堀江貴文出版本一覧(人気トップ10)】
(それぞれリンクを貼っておくので、気になったらチェックしてみてね)
・多動力
詳細記事はこちら↓
www.aunblog.site
・バカと付き合うな
・これからを稼ごう
・本音で生きる
・我が闘争
・英語の多動力
・なんかヘンだよね
・10年後の仕事図鑑
・ゼロ
・君がオヤジになる前に
詳細記事はこちら↓
www.aunblog.site
堀江貴文:近畿大学スピーチ
公式のものではないと思いますが、申し訳ありません。
何年間も消されていないということは、そういうことだと思い紹介します。
抑えておきたいポイント
彼がこのスピーチで伝えたいことはただ一つです。
未来を恐れず、過去に執着せず、今を生きろ
インターネットやスマートフォンが社会を大きく変えつつあります。
私たちがゲームやSNSに夢中になっている時に、世界中の頭のいい人達が世界を変えています。
私たちが知らないうちに世界は加速しているのです。
まずは、その事実を受け入れましょう。
「その事実をどうやって知るの?」
方法は簡単です。
>スマートフォンを使って、新しい素晴らしい情報に短時間で触れることができます。>情報に触れ、自分の頭の中で考え行動するべきです。
そして、毎日発信し続けましょう。世界中のあらゆることを自分の頭の中で考える能力が身につきます。
言われたことだけをやる時代はとうに過ぎて無くなっています。
時代は急速に成長を続けています。
特に東南アジアなどの発展途上国。
札幌のタイ式マッサージと現地のマッサージの値段の差は、2倍を下回っています。
現地では、一人5万円以上の寿司屋は連日満員です。
現地の富裕層の資産は、我々よりもはるかに多いのが現状。
時代に乗り遅れないように、今を全力で生きるべきなのです。
未来を恐れてはいけない
「老後のことが不安で・・・」
「年金はもらえるのかな・・・」
未来は誰にも分かりません。
5年後の未来すらよそくできないのに、10年・30年・50年後の未来なんてわからない。
5年前、こんなにもスマートフォンが普及すると誰が予想していましたか?
50年前、インターネットが当たり前になることを誰が予想しましたか?
だから、今やるべきなのは、目の前のことにただ集中すること。
老後のことは老後になってから考えればいいのです。
中長期計画で悩むより、今の現状に目を向ければいいのです。
過去に執着していけない
過去を悔やんでも何一ついいことはありません。
ただ、チャレンジすれば失敗は絶対にします。
チャレンジしなければ失敗はしないけど、成功もしません。
失敗したら、次に失敗しないように考え行動して、忘れればいいんです。
次は必ず成功すると思い込んでいた方が、絶対にいい。
今の常識や価値観は10年後20年後、全く通用しなくなる可能性が高い。
一生安泰と思われている企業が倒産したり、買収されたりということが必ず起こります。
つまり、これから大事になってくるのは、自分の頭で考え行動を続けること。
過去や常識に囚われずに、どんどん成長していけばいいんです。
スピーチ全文書き起こし
皆さん、おはようございます。
ついに、これまで生まれてから20何年間か、レールの敷かれた上をただ走ってきた人生をここで終えることになります。
これからは、レールがあるようでレールのない世界に皆さん突入していくことになると思います。
これまでは、卒業したあと就職活動とかまぁたぶんしたんでしょうけど、同じ会社でずーっと勤め上げて定年退職して、その間に家族を持って家を建ててみたいな、いわゆる普通の生活というのをこのあと皆さんは送っていくことになったのかもしれないが、そんな未来は、おそらくみなさんのうちのごく一部の人しかそういった未来を歩まない、いや、歩めないと思います。
今、私が創業したライブドアという会社もそうだったんですけれども、インターネット、そしてスマートフォン、そういったものが社会の仕組みを大きく変えつつあります。
まだみなさん気づいてないかもしれないです。
スマートフォンでゲームやってるだけかもしれないですが、みなさんが知らないうちに、世界中のすごい人たちが、どんどん皆さんが知らないうちに、新しい技術を開発して、勝手に世の中を変えていってしまっています。
まず、みなさんはその事実に気づいてください。
ただ今まではレールに乗って大学を卒業すればよかったかもしれないですが、これからそんな甘くないです。
自分で出来るだけ多くの情報に接することがまず大事です。
そのためのツールは揃っている。
別に先生に教わらなくても、自分で、たとえばスマートフォンのニュースアプリを使って情報に接することも出来るし、ソーシャルネットワークを使って、世界中の人たちの情報にすぐに辿りつくことができます。
簡単です。
まず、自分で情報を、世界中の素晴らしい人たちの情報を、触れることができるので、そのことを頭の中に入れておいてください。
そして、それだけじゃダメです。
これからは、そうやって仕入れた情報を、自分の頭で考えて、そして自分で発信して、頭の中を整理して自分で考える癖をつけていかなければいけないです。
それはどうやってやるのか?簡単です。
インターネットでブログやら、ソーシャルネットワークやら、そこで毎日発信し続ければいい。
非常に簡単なことです。
それをできれば毎日やってほしい。
そうすることによって、世界中の様々な情報を自分で頭の中に入れて考えて自分なりの判断ができるようになると思います。
なんでそんなことをしなきゃいけないのか。
これからは、権威が当たり前じゃなくて、もうアテにならない時代になってくると想います。
いままでは、レールの上を走って、そして権威、マスメディアがいうこと、あるいは大きな会社に入って上司がいうこと、それに従っていればよかったかもしれないです。
しかし、みなさんは気づいていないかもしれないけれどもそんな時代はもう、とうに、終わりに近づいております。
これもすべてがインターネットが作り出したグローバル化がもたらしたことです。
みなさん、ほとんど日本人でしょう。
日本は、戦後何十年も高度経済成長で、そして世界第1位、第2位の経済大国って言われるようになりました。非常に豊かになりました。
たぶん、僕の世代よりも上の世代じゃないと、日本が貧しかった時代のことは知らないと思います。
当然ながら、ここにいるほとんどのみなさんは日本が貧しかったころのことなんか、知らないでしょう。
豊かな日本が当たり前だった時代は、とうの昔に終わりました。
みなさんも、そこも気づいていないかもしれない。
先日、私は札幌でタイ式マッサージを受けました。 6,500円で90分だったんですが、ポイント割引で1,500円引きにしていただきまして、90分で5,000円でした。
今年の1月、僕はタイという東南アジアの国に行ってきたんですけれども、そこが、やはり90分で500バーツ。
プラス、揉んでくれた人に200バーツのチップを渡しました。
合計700バーツ。
さていくらでしょうか。
だいたい今、2,500円です。
もう、札幌とバンコクのマッサージ屋さんの代金、たった2倍の差しかないんです。
現状でこれです。
ものすごい勢いで、東南アジア、経済発展してます。
彼らの中の高給取りの人たちは、完全に日本人のホワイトカラーの年収を上回ってます。
そして、富裕層の人たちごろごろいます。
タイのバンコクに行くと、ひとり5万円の寿司屋さんが、毎日満員だそうです。
そんな時代に突入しつつあるんです。
そして、そんな時代に突入しつつあるという危機感を持っているひとがほとんどいない。
これは、みなさん学生さんだけじゃなくて、政財界にもそういう危機感を持っている人は少ない。
グローバル化っていうのは、そういうことです。
たくさんの国、特に日本のようにインフラの整っていない国、いきなり携帯電話の基地局ができます。そしてスマートフォン。
中国の会社が作ったスマートフォンが、100ドル以下でばら撒かれます。
そうやって、今までインフラが整ってきてなかった、例えばアフリカの山奥の国の人たちが、そうやって簡単に世界最高峰の知に触れる機会を持つことになります。
当然ながら、優秀な人たちは、インターネットにアクセスして、世界最高峰の知を英語ベースで手に入れることになるでしょう。
そして皆さんは、その人たちと同じ土俵にたってこれから生きて行くことになります。
おそらく、僕が最初に言った努力をしない人たちというのは、取り残されていくことになると思います。
厳しい社会がこれから待ち受けてます。
そんな中、これまで生きてきたように、レールの上さえ走ってりゃいいやと、周りの顔色をみながら、みんな卒業式はスーツにネクタイで、来てる。着物を着てきてる。けど、就職活動いったらダークスーツで暑い中、汗かいて、周りの目を気にしながら、周りと同じように就職活動してりゃよかった。
でもこれからは違います。
就職できて安泰だと思ってたらこれ大間違い。
みなさんが、一生勤め上げられると思っている会社は、たぶんどこかで、つぶれたり、どこかの会社に吸収合併されたり、すると思います。
それを前提で生きていってください。
そして、それは仕事だけではありません。
これからたぶん人間関係も大きく変わっていくことでしょう。
家族制度も大きく変わっていくことでしょう。
今の常識は、10年後・20年後は、全く通用しないようになっている可能性は非常に高いです。
そんな時に、どうすれば生きていけるのか?
それは、まず最初に僕が言ったとおり、情報を自分で収集して、自分の頭で考えて行動する力を身につけることです。
そして、常識に縛られないことです。
今みなさんが常識だと思っていることは、例えば20年前は常識ではなかったこともたくさんある。
常識とか、道徳とか、倫理とかこういったものっていうのは、5年・10年単位で簡単に書き換わります。
そのスピードというのは、グローバル化で加速していくことになると思います。
だけれども、未来を悲観することはないです。
未来は、僕は、 心がけ次第だと思う、みなさんの。
わたしは多分、みなさん、知ってる方からすると、ジェットコースターのような人生を送ってきたと、思われてるかもしれません。
数々の失敗を繰り広げてきたと思ってるでしょう。
たとえば部下から裏切られたとか、信頼してる人から裏切られてつらくないんですか?とか、恨んでないんですか?とか、すごく聞かれることが多いです。
でも、僕は悪いことは忘れることにしています。
過去を悔やんでも、良いことは何一つないです。
ただし、これからたぶん、みなさん、どんどん失敗していくと思います。
チャレンジをするってことは失敗をする確率も上がるってことです。
逆にいうとチャレンジしなければ、失敗することはないかもしれない。
でも、成功することもあり得ない。
だから、失敗した時にいい処方箋というは、失敗した段階で、再発防止策をとる。
二度と同じ失敗をしないように、どうやったらいいのか、その場で考える。
そして、考えたら、酒でも飲んで、騒いで忘れる。次の日にはすっぱり忘れる。
私もそうしています。
そして、これから自分たちがチャレンジしていくことは必ずうまくいくと、思い込むことです。
私はよく、まぁみなさんみたいな世代の人たちと話す機会が多いです。
そして、皆さん、「グローバル化で、これから道なき道を歩んでいかなきゃいけない、大変だ、大変だ」「年金はもらえるんでしょうか」とか「これから日本はどうなっていくんでしょうか」とか「私はとても不安です」って言う人たちすごく多い。
だけど、僕は老後のことなんか考えない。
老後のことは老後になってから考えましょう。
いくら準備してたって、50年後のことなんて分かりっこないですよ。
いまから50年前に出た未来予想図とか、その当時に出た、例えばSF映画とか観てみてください。
笑っちゃうような、笑っちゃうような描写がほとんどだと思います。
人間なんて、5年先の未来だって、僕だって予測できないです。
いまから10年前に、みんながこうスマートフォンを持って歩きスマホとかしながらツイッターとかラインとかやってる未来想像できましたか?
できなかったでしょう?僕も出来ませんでした。
だから未来のことなんか考えることには意味がない。
そして、過去を悔やんでる暇はみなさんにはないはずだ。
なぜなら、これから、グローバル化で競争激化して、そして、未来には僕は楽しいことしかないと思います。
それは、どうやったら楽しくできるか。
それは今を一生懸命生きることです。
なぜ私が、いろんなことにチャレンジをして、そして、いろんな失敗をしながら、そしてたくさんの人に裏切られながらも、こうやって楽しく生きられてるかっていうのは、今を生きてるからです。
今を集中して生きてるからです。
僕は集中すると周りが見えなくなるくらい集中します。
まさに、寝食を忘れて一つのことに熱中する癖があります。
みなさんもそうなってほしいです。
これから生きて行くうえで大事なことは、僕は目先のことに集中することだと思う。
長期計画なんか関係ないですよ。
まずそれをやってください。それをやらない限り、始まらない。
何も始まらない。
そして、今僕が言ったことを一つの言葉にまとめて、最後にみなさんの餞にしたいと思います。
贈る言葉にしたいと思います。
未来を恐れず、過去に執着せず、今を生きろ。
これから大変なことあると思いますけど、頑張って、一生懸命生きてください。
ありがとうございました。