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目標設計の正しい方法とは?|『ザ・コーチ』書評レビュー

「努力しているのに結果が出せない」
「ノルマがキツくて仕事がつらい」
「今の自分を変えたい!」

こんな悩みを抱えていませんか?

この記事は、“今の自分に不満を抱いてる”あなたにオススメです!!



こんにちは!
年に100冊の本を読むあうんです。


今回紹介するのは、谷口貴彦著『ザ・コーチ-最高の自分に出会える-』です。

Amazonでも高い評価を得ている一冊。

ストーリ仕立てになっているので、読みやすく、かつ、分かりやすい。


目標設計にまつわる内容ですが、それだけでなく人生において役に立つ本になります。

ぜひ読んでみてください!!



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谷口貴彦氏とは?

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谷口貴彦
(参照:Twitter
公式サイトはこちら↓
谷口貴彦公式サイト

『ザ・コーチ』の他にも2冊出版しています。

・『ザ・コーチ2-神様からのギフト』

・『ザ・コーチ - 最高の自分に気づく本』


目標達成に焦点を当てており、人材育成はもちろん、講演会なども開催しています。

はじめに

皆さんは、以下の5つの言葉の違いを言えますか?

目標・目的・夢・ゴール・ビジョン

この言葉の違いを言えない人は、行動の質がかなり下がってしまいます。

例えば、「何のためにこの作業をしているんだろう?」「これを達成して何を得られるのだろう?」という疑問を抱いたことはありませんか?


これらは全て、5つの言葉をしっかり理解していないことから生じるのです。

物事を進める際、計画は絶対に必要になります。
その計画には、5つの言葉が必ず必要になるはずです。


なんとなく目標やゴールを設定していませんか??


我々は結果に目を向けがちです。
たしかに結果は大事な要素ですが、結果に至るまでのプロセスを重要視してほしい。

例えば、4月に見頃を迎える“”。
桜が注目を集めるのは、花を咲かせるこの時期だけですね。

しかし、桜はこの一瞬のために一年という歳月をかけて成長するわけです。
我々は誰もその間、桜が成長しているということを実感しません。


人間も同様です。
結果だけでなく、成功までの過程こそ学ぶべきことが多いのです。


この記事・この本を通して、5つの言葉を理科し、正しい目標を設計する力を培いましょう!!

ザ・コーチ-最高の自分に出会える-

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ザ・コーチ
成功の一番の要因はなんでしょうか?

お金・経験・時間・人間関係など様々なことが考えられますね。


その中でも特に、目標の達人になること”が成功への近道なのです。

私たちは、幼い頃から「目標を持つことは大事だよ!」と聞かされてきました。
しかしながら、そもそもの“目標とは何か”については学んできていないのです。


ここで、言葉の定義づけを確認しましょう。
我々は、言葉の意味を正しく理解してはいません。

ポイント
目標:目的を達成するための方法

目的:成し遂げようと目指す事柄

ゴール:目的のための最終的な目印

夢:将来実現させたいと、心の中に思い描く願い

ビジョン:将来あるべき姿を描いたもの


いかがですか?
曖昧に使っていましたが、このように明確に意味で分かれています。



特に多いのが、目標だけが一人歩きしている状態です。

目標は目的を達成するための方法の一つに過ぎません。
にもかかわらず、「今期の目標は〇〇だ!」「△△という目標を達成しなければいけない」のように、目標単体で物事を考えてしまっては、意味がありません。



そして、夢についても言えることがあります。

夢は壮大でなくて良いということです。
夢とは、今この瞬間から先の未来を思って、心から叶えたいこと・純粋に実現したいこと。

つまり、「そんな夢など叶えられない!」「夢は大きくあるべきだろ!」など、大人が子供の夢を奪い取るが故に、学生が夢を持てないという現状になるのです。



最後にビジョンについてです。

ビジョンとは、自分自身や家族・チームや会社などの理想像(未来の光景)。

つまり、会社のビジョンと個人としてのビジョンが異なるのが普通なのです。

そこをはき違えた人がたくさんいるのが現場です。

要約

忙しい人はこの4つを押さえて!


  1. 目的・目標を明確に定義する
  2. 目標達成の妨げになる障壁を理解する
  3. ゴールや目標は自分の価値観に合う言葉で表現する
  4. 定点で客観視するが、他人とは比較しない

あうん書評

まず、ストーリがあるので読みやすく分かりやすいです。

ビジネス書というよりも、小説感覚で読めるので万人にオススメできます。


私は、就職活動中にこの本に出会い読むことができて本当に良かったです。
というのも、内定を勝ち取るという目標に縛られた考え方から、その会社に入りたい目的や働く目的などを考えるキッカケになったからです。


われわれ日本人は、日本語については熟達者です。
専門性の高い論文などを除けば、大抵の文章を読み理解したり言葉を使ったりできます。

しかし、それ故に言葉をなおざりにしがちです。


最近では、「エモい」や「ヤバイ」などの言葉であらゆる意味を持たせた言葉を使いがちです。
たしかに便利かもしれません。

ただ、そうした背景によって、言葉の意味が忘れ去られ使われなくなってしまうのはもったいない。

言葉というものを考えさせられる本でもありました。

言葉に関連した本のレビュー記事はこちらから↓
www.aunblog.site

夢や目的やゴールを設定することのメリットとは?

明確に定義づけを行うことで得られるメリットは以下の3つです。

ベネフィット
①共感者や協力者が現れる
②仲間が増える
③人として成長する

一つずつ詳しく見ていきましょう。

①共感者や協力者が現れる

今ある小〜大企業のほとんどは、ある一人の思いが伝染して設立されたでしょう。
元からあった企業なんて一つもありませんよね?


誰かが「〇〇は必要だ!」「〇〇を作りたい!」と強く思っていたから、それに共感する人達が増えたはずです。

有名な例を挙げると、マクドナルドやディズニーです。
一人の熱い思いが現在まで浸透しいています。


このように、目的・目標・ゴール・夢・ビジョンを定義づけて見える化することで協力者が現れます。
それは、将来的には仲間となり、共にビジネスを進めていく間柄になるでしょう。

③人として成長する

私たちが、夢やゴールを目指して行動する道のりは、常に何かを選び、決めることの繰り返しです。

つまり、その過程で、自分自身の“選択力”と“決断力”が磨かれます。

決断力が増せば、余計な物事を断てるので集中力が高まります。
そうすれば自然にパフォーマンス(質)も高くなるでしょう。


次に、夢やゴールを目指せば、必ず何らかの失敗や挫折、後悔をします
その時、とても悔しいでしょう。
排水溝を眺め続ける時間が増えるかもしれません。

しかし、人間は失敗した時に多くのことを学びます。
この失敗から学んだことは、次の大きなゴールを達成させるための糧になるでしょう。


最後に、夢やゴールを定義づけることで、多くの情報に触れることができます。
人間の脳は、意識しているものに敏感になります。


例えば、新聞は誰に対しても平等なのに、見る人によって目に留まるものは異なります。
例えば、好きな人ができると、気にもならなかった言動が気にさわることを多いでしょう。


このように、意識を高めることで情報に触れた際、多くのことを学べることになります。

情報は皆に平等に腐るほどあります。
そこからいかに多くのことを得られるかは、本人次第というわけです。

夢やゴールの妨げになることとは?

夢やゴールや目標を描いたり設定する際にかかる障壁(ブレーキ)は以下の通りです。

障壁
・他社比較や批判による負の感情
・結果だけで自分の価値を判断される
・夢やゴールそのものを他社の価値観で批判される
・結果による人格否定
・弱みを克服することだけを強いられる
・夢やゴールに対する無知
・変化に対する恐れ
・選択と決断に対する恐れ


これらはかなりの頻度で経験するはずです。
しかし、それにぶち当たってあきらめてしまってはもったいない。

キングコング西野さんの言葉を借りれば「人生における11時台は必ずある」ということです。
どういう意味かわからなかった人はぜひこちらの記事を参考にしてみてください↓
(近日公開予定)


「じゃあ、具体的にどうやったら乗り越えられるの?」と思いますよね。

解決策は4つあります。
全てをやらなくても大丈夫。
自分が出来そうなものからチャレンジしていきましょう。


①小さいことからチャレンジする
他人の目など気にせず、できることから始めましょう。
今小さい挑戦でも、将来的にはとても大きな挑戦に変わるかもしれません。

大事なのは、大小ではなく、やるかやらないかです!


②知識をつける
何をするにしても知識は必要になります。
知識がありすぎて困ることはありません。
どんどんインプットしていきましょう!

知識を増やすには、Why?・What?・How?を常に意識して生活することです。


③ビリーフを変える
“目標はやり遂げなければならない”や“ゴールや目標は変えてはいけない”などの価値観を捨て去りましょう。

“目標は通過点だからいつでも再設定できる”や“こだわるのもいいが、いろいろなプロセスがある”など、柔軟な考え方を身につけましょう!


④日頃から小さな変化を起こす
小さなことでも大丈夫!
昨日よりも今日、今日よりも明日というマインドがとても重要なのです。

自分の価値観に合った言葉を使う

そうはいっても、人には合う合わないがあります。

その人自身に合った方法を見つけるのが重要です。
自分に合わない方法を続けてもストレスにつながるだけです。

自分がよりやる気になれる言葉を使えば、自然と行動が伴うはずです。


皆さんは以下のどの言葉がしっくりきますか??

夢にまつわる言葉
〇夢を叶える 〇夢をつかむ
〇夢を描く 〇夢を手にする
〇夢を実現する 〇夢を創造する
〇夢を達成する 〇夢を手に入れる
〇夢を形にする 〇夢に向かう
〇夢に託す 〇夢を追う

私は、“夢を描く”や“夢に向かう”がしっくりきます。

中には、“夢を手にする”や“夢を達成する”がしっくりくる人もいますよね?

人それぞれにあった言葉が存在します。
それを有効に使っていくべきなのです。

参考レビュー

あるブログレビューを見て気になり、購入しました。小説風は苦手なのですが、第一の感想は「読んでよかった!」小説風とか気になるヒマもないし、逆にいいです。

なぜ目標を立てるのか?そのメリットは?目標を立てたり夢を持つのを阻む理由とは?など、目標の立て方の基礎の基礎がわかりやすく書かれてあります。

どの話も主人公や大蔵さんが優しく噛み砕いてくれているのでよく理解できます。目標を立てることがよくわからない、辛く感じる方は読んでいて目がウロコなのではないでしょうか。

読んでさっそく実践していますが、いいです。Todoリストのような目標ではなく、イメージやなりたい気分を入れる。それだけで目標が味気なかったのが輝きだしました。

目標を立てることを、ワクワクしながらやっています。いい本に出会えました。

型通りのコーチングの研修を高いお金を出して受けるよりも遥に中身のある本だ。

むしろ、コーチングなんぞには留まらず、仕事、さらには大袈裟かもしれないが、人生の基本中の基本が書いてあると言っても良い。

文句無く人に勧められる本だ。

まとめ

今回は谷口貴彦の著書『ザ・コーチ』の書評レビュー記事になります。


目標・目的・夢・ゴール・ビジョンを設定することがいかに重要なのか伝わりましたか?

日々の生活で漠然と目標だけを意識して生活していませんか?

目的を意識した行動が行えていますか?

ぜひ、一度読んでみてください。
そして、今日から実践してもらえれば幸いです。