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円安・円高の本当に分かりやすい見分け方とは?誰でも分かるように分かりやすく説明します|阿吽講座

円高」「円安」という言葉をよく耳にしますよね?テレビやニュース、新聞で目にしない日はないでしょう。一見、私たちの生活には関係のないように思えますが、実は生活に深く関係してくることなんです。

円高・円安によって生活が大きく変動することもあります。そこで今回は、だれでも理解できるように「円高・円安について」を説明していきます。


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はじめに

円高・円安」といった「円相場」は、外国のお金との比較に使われます。各国それぞれのお金の価値の比較です。お金というのは人々の「信用創造」によって成り立っています。詳しくは説明しませんが、お金(紙幣)はお金としての機能を持っていると我々が信じているから、お金はお金として成り立っているのです。

つまりその国の信用がなくなってしまったら(経済破綻・財政破綻)、人々はその国のお金も信用しなくなります。借金まみれの国や経済がめちゃめちゃになっている国のお金を信用できますか?

そういったお金の価値の動きを見るのが、お金の相場日本とアメリカを比較するなら「円ドル相場」と呼ぶのです。

今の経済の中心となるお金は「ドル」です。つまり、我々が見たり聞いたりする「円高・円安」という言葉は、アメリカと比較していることが多いです。ですので、阿吽講座でも円ドルで説明していきます。

円高とは?

言葉で円高を説明するならばこうなります。

アメリカのドルに対して、日本の円の価値が上がること円高と言います

実際に数字を当てはめて考えるならばこうなります

円高円安
円高円安
上の画像の例だと、円高を示すのは①→③の動きです。詳しく説明します

<解説>
①では、1ドルの商品を100円で購入できました。そこで月日が流れ、円とドルの価値が変動して③になります。

③では、1ドルの商品を50円で購入できます。①のときよりも50円安く購入できました。

つまり、③時点の円の価値は、①時点の円の価値よりも高くなっていますよね?これが円高です。1ドルは変動していないので、アメリカのドル価値は一定です。それなのに、変動前よりも安い価格で買えるということは、円の価値が上がっている。つまり「円高

円安とは?

言葉で円安を説明するとこうなります。

アメリカのドルに対して、日本の円の価値が下がることを円安と言います。

上の画像をもう一度使うと、①→②の動きが円安です。1ドルの商品を100円で買えていたのが、200円必要になりました。つまり、変動前よりも高い価格でしか買えなくなる、つまり円の価値が下がっているので「円安」です。*

円高・ドル安とは?

円高は既に学習しました。では、ドル安とはどういった意味なのでしょう?もうお分かりかもしれませんが、ドル安=ドルの価値が下がることを意味します。

円高ドル安
円高ドル安
①→③の動きだと、円高でしたよね?これをドル目線・アメリカ目線で考えます。

①では、1ドルの商品を売ることで、100円の利益を出していました。しかし月日がたち、③に移動します。

③では、1ドルの商品を売ることで、50円の利益を出しています。①よりも50円分少ない利益です。

アメリカ側としては、同じ1ドルの商品を売っているのに、①→③となることで利益が少なくなりました。つまり、1ドルの商品の価値が下がったことを意味します。それは、ドルの価値が下がったことを意味するので、ドル安となります。

よって、①→③では、円高・ドル安となります。
今週のお題「最近おいしかったもの」

通常、2つの国のお金を比較するので、「○高○安」となります。片方のお金の価値が上がったら、もう片方のお金の価値は下がります。

まとめ

今回は、円安・円高の見分け方に焦点を当てて説明しました。円の価値が上がると円高、円の価値が下がると円安

実際の生活に当てはめるとどうなるでしょうか?別記事にするか、追加でこの記事に付け足すかは未定です。