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26歳で会長となった御曹司はインテルを強くするのか?|インテル次期会長は最年少26歳スティーヴン・チャン氏が就任

こんちは!サッカー界でも、サッカー界以外でも話題になるであろうニュースが報道されていたのでさっそく取り上げたいと思います。


ニュース詳細

イタリアはセリエAのチーム・インテルナツィオナーレ・ミラノ(インテル)は26日、新会長に26歳の中国人実業家スティーヴン・チャン氏が就任することを発表しました。チャン氏は同クラブのオーナーである蘇寧(ソネイ)グループ張近東会長の息子で、史上最年少の会長となります。

チャン氏のコメントはサッカーキングの記事を抜粋したものを載せます。

「私たちは引き続きスポーツ面のパフォーマンスに注目し、国内外で成功するために必要な最高のサポートを確実に提供するつもりだ。ピッチ外でも強気な会社にしたい。商業・マーケティング分野でのスキルを身につけて、経営陣をさらに強化しなければならない。一方で、私たちはグローバルな視点でのビジネスを拡大し続ける。そしてデジタル管理と通信の可能性を引き続き探求して、技術分野におけるリーダーシップを確立していく。インテルはサッカー以外の面にも目を向ける必要があるね。もちろん正しい競争や公正なプレー、スポーツマンシップというスポーツ的な価値を維持して、ファンとともに社会的な価値を向上させたい。私は次のステップを踏み出す準備ができていると信じている。私たちはこのクラブを新しい時代での成功へと導くことができる」

ティーヴン・チャン氏とは?

(yamachann.com)
26歳という若さでインテルの会長に就いたチャン氏。世界的にも異例の事態にかなりの波紋をよんでいます。そんなチャン氏はどういった人なのでしょうか?

ティーヴン・チャン氏プロフィール

名前:Steven Zhang

中国語名: 張康陽

生年月日:1991年12月21日

学歴: ペンシルベニア大学ウォートン校Wharton School of the University of Pennsylvania(大学)

ペンシルベニア大学は米国屈指の名門私立大学連合であるアイビー・リーグの1校です。アイビーリーグに所属する他の大学として、ブラウン大学コロンビア大学コーネル大学ダートマス大学ハーバード大学ペンシルベニア大学プリンストン大学、イェール大学が挙げられます。

もうね、名門の名門と呼ばれる大学が並べられています。その中の一つの大学です。

特に合格率が9.4%と全米最難関大学の一つで、全米最古のビジネススクールであるウォートン・スクールは、ハーバードMBAと並ぶ全米同率1位の名門です。

チャン氏は、経済学・経営学に関しては全米でも非常に高いレベルの内容を学べる大学を卒業しています。

大学卒業後は、モルガン・スタンレー(ニューヨークに本拠地を置く、世界的な金融機関グループ)に就職。その後は、父親の会社である蘇寧電器に就職しました。

チャン氏が蘇寧電器に戻ってきた2016年を機にサッカーへの投資を張近東会長は始めました。2016年にはインテルの買収が完了し、そして2018年10月チャン氏が会長に就任しました。

投資を始めた2016年頃から、数年後には息子を会長として継がせるあらすじを描いていたのでしょう。

ティーヴン・チャン氏の父親、張近東はなにもの?

張近東は中国の大企業である「蘇寧電器(そねいでんき)」の会長です。190の都市に941店舗を構え、「中国民営500強」の3位を誇る大企業です。

そんな大企業の会長である張近東、想像通りの大富豪でした。インテルには累計4億7400万ユーロ(605億円)を投資したという話があります。

また、蘇寧電器は2013年の時点で総資産4,500億円超ということで、5年経った今どれくらいあるのか想像もつきません。

ユベントス1強が続くセリエAですか、新会長就任のインテルはどこまで食らいつけるのか、どこまで資金が潤うのか、注目です。

インテルのちょっとした情報

かつてはセリエAを5連覇するなど、強豪チームとして君臨していたインテル。しかし2009年の優勝・2010年の2位以降、低迷期に入り苦しんでいます。最低順位が2012年の9位、最高順位が4位と苦しいシーズンが続いています。

日本人では長友佑都が2011年シーズンから2018年まで在籍していました。総出場数は170試合に登り、得点も合計で9つ決めています。

戦績

2005〜2009年:優勝
2010年:2位
2011年:6位
2012年:9位
2013年:5位
2014年:8位
2015年:4位
2016年:7位

2017年:4位
2018年:3位(
10月時点)

2011年〜2016年は、本当に低迷期でした。監督も同時期に6人と、本当に苦しんでいることが分かります。

しかし、買収されて直後の2017年は4位、そして今シーズンは現在3位と好調です。

CR7が入団したユベントス、2011年以降の7連覇を伸ばし8連覇へと邁進中です。そのユベントスを止められるのかが注目ポイントですね。

2018年夏の移籍では、ローマからMFのナインゴランを3800万ユーロで獲得。今冬どのようなビッグ移籍が成立するのか楽しみです!

まとめ

26歳という若さではありますが、確かな実力を兼ね備えたスティーヴン・チャン氏。王様ユベントスが君臨するセリエAでどこまで戦績を伸ばせるのか、その経営手腕に期待です。