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英語学習に疲れたあなたへオススメしたい『英語の神様』感想レビュー|ある意味で最強の勉強法

今日も英語学習頑張っていますか?

「英語疲れたな・・・」
「英語の勉強ってしんどいな・・・」

そんな英語学習に疲れてしまったあなたにオススメの記事になります。

こんにちは!阿吽です!
年に100冊の本と100本の映画を見ている、アマチュアです。

今回は小野七夏の著書『英語の神様』の書評レビュー記事です。

英語のノウハウ本というわけではありませんが、Amazon では☆4.2と高評価の一冊です。

ただ、英語学習をした人ならば分かる苦悩が描かれていて、英語学習に疲れたあなたへオススメしたい本です!



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要約

忙しい人はこの4つだけ押さえるべし


  1. 英語のすべてを理解する必要がない
  2. 英語の大筋を掴むことに着目する
  3. 騙されたと思って何でも挑戦する
  4. 英語に触れることこそ最強の勉強方法

英語の神様


あらすじ

健康器具メーカーに働く池尻は、それなりの成績を収めるサラリーマン。
米国メーカーにより買収され、組織改革でアメリカ人が上司に。
次第に社内では英語が普通となっていく。
池尻はいろいろな英語学習を試してみるが効果はなく付いて行けず、精神的に病んでしまう。


そんな中、うつ病と診断され休職することに


そこで偶然見た、「どんな英語のできない人も、神様にかかれば英語の達人になれる」という言葉。
追い詰められていた池尻は、英語の神様を探しにインドへ

英語学習をしたことがある人にとっては、理解できる苦悩が描かれた一冊です。

英語学習に疲れたあなたにオススメしたい一冊です。

小野七夏オススメ本


どれもkindleということで、価格は安く読みがいがあります。
タブレット端末を持っていなくても、気軽に読めるのでぜひお試しあれ。

阿吽書評

一つの小説としても、楽しめる本です。

英語に悩むサラリーマンがインドに渡り、英語をマスターするというお話
実際には、この本のような経験を体験することはできないでしょう。


ただ、英語学習につまずいている人はこの本を通して、がんばろう!と思えるはずです。

英語は全てを理解しなくてもいい

英語を母国語にしている人は4億人、公用語にしている人は14億人、第二外国語としている人は40億人以上です。


我々が英語学習をする際"ネイティブ"を重視しますよね?
しかし、我々が英語に触れる機会が多いのは"ノンネイティブ"な人たちです。
つまり、100%完璧にしなくても良いのです。
なぜなら、みんな完璧ではないからです。


実際に池尻は、インドでの独特な訛りに苦戦している様子が冒頭あります。

耳が英語らしき音に反応した。
「ノープロブレムラー」
"ラ"の音は意味不明だが、問題ないという意味の「ノープロブレム」に似ている。

もちろん、ある程度のアクセントや発音は必要になりますが、恐れるべきではないのです。

英語の大筋を掴めば、だいたいは分かる

我々日本人の特徴は、分からない単語に固執し過ぎることです。


リーディングで分からない単語が出てきたら、すぐに調べていませんか?
リスニングで分からない単語が聞こえると、それに気を取られ、その後の英文を聞き逃していませんか?


細かい所は手を付けず、大意を捉えることが重要です。


例えばリーディングならば、風景などの情報は読み飛ばしても問題ありません。
ストーリーを追って行けば大枠はつかめます。
英文学の先生になるわけではないので、相手の意図することの大意を掴むことできればいいのです。修飾は二の次。

何でもやってみる素直さが大事

「この言い回しは大事なので100回読みましょう。」
「正しいアクセントを意識して50回読んでみましょう。」


大概の英語学習本には、このように書かれてあるものも多いでしょう。

それを見て、実際に100回読む人は何人いますか?
正しいアクセントを意識して50回声に出して読む人は何人いますか?


多くの人は、その半分以下で満足して次にいきます。
それを何回かだけ繰り返し一冊試して、次のようにレビューするのです。

この本はだめだ、効果がない」と。

そりゃー、効果はありませんよね?
何回やれ!と指示されたものを満たしていないのですから


どんなに馬鹿げた方法でも、効果がある!と書いてあるなら、しっかりとやってみるべきです。
騙されたと思ってやってみるのです。

そうすれば結果がついてくるでしょう。


何でもやってみる"素直さ"は著書にも描かれています。
チャンツと呼ばれる小学校の教育でも使われる、英語のリズムや抑揚を学ぶものに振りを付けて覚えてくるという課題が出されます。

「アイ ライク バナナ、 アイ ライク アップル チャチャ、チャチャチャ・・・・」

「アイ ライク バナナだから、こうかな」

気を付けした姿勢のまま、右に重心を傾けた。バナナの房のつもりだ。
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Amazonレビュー

これを読んだからといって英語力が上がる分けではありませんが、娯楽作品としては良く出来ています。

主人公が落ちて、努力し、上がるという単純なストーリーなのですが、確かに「英語力」というのは現代日本の殆どの人にとってこの図式を成り立たせられるテーマなのですね。
そういう点で、どういう努力の手段があるのか、本書を読めばヒントがあると思います。

結局はこういうことなんでしょうね。「英語は読めなくても書けなくても、話せなくてもいい。聞けなければ、どうしようもないのだ」は、経験上もその通りだと思います。
ここに書いてあることはA4用紙1枚でまとめられるし、これを読んだから英語がうまくなるというわけではありませんが、勉強の方向性はつかめるので、ここが出発点になるってことでしょう。

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ネタバレレビュー

第1章
:あらすじとインドに到着するまで。インドでの数日間の様子。

第2章
:謎の男との出会いと英語の神様がいる寺探しの様子。

第3章
:アンドリューという英語の神様と繋がる人との出会いとアンドリューによる特訓の様子

第4章
:アンドリューの子供であるマニーたの2人暮らしの様子

第5章
:帰国し、復帰した職場での活躍の様子


このような構成になっています。

どん底からの成り上がりストーリーという一般的な内容ですが、英語学習を題材としたそれは、英語学習者ならば共感し得る内容が盛りだくさんです。


ぜひ、英語学習をしたことのある人、これから英語学習をしようとしている人には、一読してほしい一冊でした。





まとめ

今回は小野七瀬著の『英語の神様』の書評レビュー記事になります。

英語学習に疲れたとき、一休憩するときに読んでほしい一冊。

kindle版のみの販売で、価格も安いのでぜひ読んでみてください!