夢をあきらめようとしているあなたへ|『えんとつ町のプペル』キングコング西野作
こんにちは!阿吽です!
今回は、以前話題になった『えんとつ町のプペル』を読む機会があったので(書籍版)書評をお届けします。
皆さんは最近絵本を読んでいますか?
小さい頃は読んでいても、大人になったら読まなくなりますよね。
若者の読書離れが進む中で、大人になっても絵本を読んでいる人は少ないのでは??
そこで皆さんにぜひおすすめしたい絵本があります!
それが『えんとつ町のプペル』です。
[:conte
nts]
「えんとつ町のプペル」無料で公式公開!!
0円ほど人々の行動を促すものはないですよね。
彼自身も「100万部売れることより、1000万人が知っていることの方が価値がある」と言っています。
でも勇気のいる決断ではありますよね。
2000円を払って買おうと思っていた人が、0円で本の内容を知れるわけですから。。。
そこで満足して買われなければ売り上げは0です。
もし、気に入ったなら実際にお金を払って本を手に入れますが。。。
まずは前提として、Amazonで絵本部門で1位を獲得するくらい人気のある本でした。
制作に4年半を費やしたという話からも、かなりの本気度です。
世間に伝えたいことがあるとはいえ、本が売れなければ意味ないですよね。
この本を無料公開するに至ったのは「2000円の絵本は、子供が、子供の意思で手を出すことができない」という声を耳にしたからです。
この状況に直面して、西野さんが思ったことは「お金という壁があるために、手に入れたくても手に入れられないのならば、お金を取っ払ってしまえ」ということです。
前々から変な考え方してるなーっては思っていましたが、さすがですね笑笑
えんとつ町のプペル | ||||
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感想
煙によっておおわれた町「えんとつ町」。
そこに住む人は、青い空さえ知らず、星も知らない。
そもそも「空」という概念がない。
そんな町にあらわれたゴミ人間と、町の少年のプペルは、空を見上げるため非難される。
夢を語れば笑われ、行動すれば叩かれる、現代社会の風刺。
「夢を持つこと」「行動してみること」
という、当たり前の大事なことを忘れた大人たちの社会の中で、その大切さを思い出させてくれる本です。
とにかく絵がきれいですね。
最後の締め方もうまいですし、ふつうに感動しました。
昔は「絵本」と言えば子供が見る本でした。
しかし最近は「大人のための絵本」が出てきました。
この本も「大人も読むべき絵本」です。
価格からも予想がつきますが、現代社会に埋もれ、「夢をみること」をあきらめた大人たちに向けたメッセージかなと。。
非常にいい絵本でした。
みなさんもぜひ読んでみてください。