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やりがいのある仕事に就きたい人へ~高校中退者のための教師が一番幸せ?~意味のある職業ランキングベスト20

みんな幸せに働ければいいと切に願っている阿吽です。
今回は、アメリカで発表された「最も”意味のある”職業ベスト20を紹介します(同順が多く15位からの発表です)。
導入部分が長いので、本題から知りたい人は目次ですっ飛んでください!


サラリーマンイメージ画像
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はじめに

最近では、転職や離職率という言葉をよく耳にすることが多いですよね?
自分のやりたい職に就けない、自分に合った職業を知らない、ということが原因になるでしょう。
そこで今回は、平均離職率を紹介することで、どれだけの新卒社員が短期間で辞めているのかの実体に迫ります。
小中高大学卒新卒社員それぞれの平均離職率は以下のとおりです。

中卒新卒社員の平均離職率

1年以内離職率・・・40.0%(平成28年度就職者)
2年以内離職率・・・55.2%(平成27年度就職者)
3年以内離職率・・・67.7%(平成26年就職者)

1年以内では10人中4人、3年以内では10人に7人が辞めます。
かなり高い離職率ですね

高卒新卒社員の平均離職率

1年以内離職率・・・17.2%(平成28年度就職者)
2年以内離職率・・・29.7%(平成27年度就職者)
3年以内離職率・・・40.8%(平成26年就職者)

3年以内には10人中4人が辞めてしまいます。
中卒に比べ低いですが、数値だけをみるとまだまだ高いですね

大卒新卒社員の平均離職率

1年以内離職率・・・11.3%(平成28年度就職者)
2年以内離職率・・・22.3%(平成27年度就職者)
3年以内離職率・・・32.2%(平成26年就職者)

上の2つと比べ低い数値です。ただ、3年以内に3割の人が離職を選びます。

このように3年以内では3分の1の人が辞めてしまいます。
実際に辞めた人がこんなにも大勢いるということは、辞めたい人となると半数を上回るかもしれません。

このように辞めてしまう主な理由をまとめました。

・思っていた仕事と違った。やりがいがなかった。
・給料が低かった。
・会社の環境になれなかった。
・職場の人間関係がつらい。

中にはキャリアアップのためという人もいるでしょう。しかし大半は、ネガティブな理由によるものでしょう。
特に離職率の高い業界は、宿泊業・飲食サービス業です。次いで生活関連サービス業・娯楽業です。

このような高い離職率は、世界では稀な日本の就職活動システムに原因があります。
最近のニュースで、経団連の会長が就活システムを廃止にするという表明がありました(別記事参照)。
自分がやりたい職につけず、内定をもらえた職に就くという流れが背景となるでしょう。または、自分に合った職を知らないかもしれません。

そこで今回は、転職を考えている方、自分に合った職業を探したい方の参考に少しでもなればハッピーです!

アメリカで最も”意味のある”職業ベスト2

15位 カウンセラー

「自分の仕事は世界を良くしている」と感じている人 : 97.0%
年収の中央値 : 4万500ドル
日本の資格一覧:臨床心理士、学校心理士、認定心理士、メンタル心理カウンセラー、メンタルケア心理カウンセラー

14位 自己啓発の教師

「自分の仕事は世界を良くしている」と感じている人 : 97.1%
年収の中央値 : 3万1800ドル

14位 理学療法助手

「自分の仕事は世界を良くしている」と感じている人 : 97.1%
年収の中央値 : 4万6900ドル
理学療法の対象者は主に運動機能が低下した人々ですが、そうなった原因は問いません。病気、けがはもとより、高齢や手術により体力が低下した方々などが含まれます。理学療法士を一言でいうならば動作の専門家です。寝返る、起き上がる、立ち上がる、歩くなどの日常生活を行う上で基本となる動作の改善を目指します。

13位 内科医助手

「自分の仕事は世界を良くしている」と感じている人 : 97.1%
年収の中央値 : 9万1300ドル

12位 中等教育後の教育機関(大学や職業訓練校など)で医療を教える教師

「自分の仕事は世界を良くしている」と感じている人 : 97.1%
年収の中央値 : 7万700ドル

11位 葬祭ディレクター

「自分の仕事は世界を良くしている」と感じている人 : 97.3%
年収の中央値 : 4万5000ドル
葬祭業界に働く人に必要な知識と技能のレベルを示す称号で、資格は必要ありません

10位 歯科医

「自分の仕事は世界を良くしている」と感じている人 : 97.5%
年収の中央値 : 13万7300ドル
日本ではコンビニよりも歯科医があることから、歯科医過剰問題による給与減少傾向があるようです。

9位 高校教師

「自分の仕事は世界を良くしている」と感じている人 : 97.6%
年収の中央値 : 4万6100ドル
残業時間の多さがあるものの、中高教師は人気の高い職業です。

9位 内科医、外科医

「自分の仕事は世界を良くしている」と感じている人 : 97.6%
年収の中央値 : 20万5700ドル

8位 獣医

「自分の仕事は世界を良くしている」と感じている人 : 97.7%
年収の中央値 : 7万1500ドル
日本の資格一覧
臨床獣医師(小動物):一番多い獣医師。ペットブームにより様々な動物を診療します
臨床獣医師(大動物):レースに出る競走馬がいる競馬の関連施設や、水族館や動物園といった動物が多く暮らす施設にも、獣医師は必要です。
・国家公務員としての獣医師:厚生労働省農林水産省で働く国家公務員の獣医師は、海外からやってくる食品・動物などの病原菌や毒物を国内に流出させないよう防止することが主な仕事です。
・地方公務員としての獣医師:家畜の検査や住民トラブルに対応します。

8位 作業療法助手

「自分の仕事は世界を良くしている」と感じている人 : 97.7%
年収の中央値 : 5万3000ドル
作業療法士は、病気やケガなどが原因で身体に障害や不自由さを抱える人に対して、医師の指示の下でリハビリテーションを行い、日常生活に必要な能力を高める訓練や指導をする仕事です。作業療法士が専門とするのは、「リハビリ」のなかでも身体的・精神的なものになります。

7位 消防士

「自分の仕事は世界を良くしている」と感じている人 : 97.9%
年収の中央値 : 6万3300ドル

6位 医療関係者

「自分の仕事は世界を良くしている」と感じている人 : 98.0%
年収の中央値 : 9万5600ドル

6位 セラピスト

「自分の仕事は世界を良くしている」と感じている人 : 98.0%
年収の中央値 : 6万4300ドル
ボディ系セラピスト:お客さまの身体の状態を整えることで不調を改善し、癒しを提供します
心理系セラピスト:お客さまの心の問題に焦点を当て、心理的な負担を軽減すると同時に癒しを提供する職業です
エネルギー系セラピスト:現代医学では正式に認められていない「気などのエネルギーを使う療法士」です
その他のセラピスト
スポーツセラピスト(運動療法士):アスリートや、スポーツを楽しむ人たちのために、専門知識を持ってトレーニングや心理面でのアドバイスを行っていきます。
フードセラピスト(食育療法士):「栄養療法」を取り入れ、予防医学として普段の食生活の改善や、生活習慣病の予防のためのアドバイスを行います。
ハーブセラピスト(薬草療法士):ハーブの効能・利用法の知識を持ち、ハーブを癒しの立場から世の中に広めていきます。

5位 住居アドバイザー

「自分の仕事は世界を良くしている」と感じている人 : 98.3%
年収の中央値 : 3万2500ドル
不動産業が盛んなアメリカならではの職業ですね。

4位 検眼医

「自分の仕事は世界を良くしている」と感じている人 : 98.7%
年収の中央値 : 10万3400ドル
日本にはない資格です。アメリカでは眼科医と検眼医の2つの資格があります。
眼科医緑内障白内障、アレルギー性結膜疾患といった結膜の病気から、テレビやパソコンの画面の見すぎによるドライアイまで幅広く診察、治療をおこなってくれます。そのため、アメリカ人の9割以上が診察してもらうのは、検眼医ではなく眼科医。日本で眼科医を目指す場合は、医学部に通いながら医師免許を取得し、最短8年間で眼科医になることが出来ます。しかしアメリカの場合は、医療大学を卒業した後、さらに8年~10年も厳しい訓練を受けなければなりません
検眼医は名前の通り視力検査を通して検眼をおこないます。日本で検眼医を目指す場合は、年間大学で医療を学んだあとは、検眼の学校にて4年間のプログラムを終えるだけで、実際の医療に従事してもいいことになっています。

3位 心理学者

「自分の仕事は世界を良くしている」と感じている人 : 98.9%
年収の中央値 : 6万300ドル
自己啓発本はベストセラーになりやすく、需要が尽きない分野です。

2位 聖職者

「自分の仕事は世界を良くしている」と感じている人 : 99.8%
年収の中央値 : 4万6900ドル
アメリカでは、半数がキリスト教徒、2割がカトリック教徒です。近年は複数の宗教を信仰している人や、無信仰の人も増えてきています。

1位 教育ディレクター「自分の仕事は世界を良くしている」と感じている人 : 100%

年収の中央値 : 3万6900ドル

1位 高校中退者のための教師

「自分の仕事は世界を良くしている」と感じている人 : 100%
年収の中央値 : 4万1300ドル
アメリカでは、高校中退者数割合が15%と高めです。日本では2%弱です。

まとめ

アメリカと日本との文化の違いはあるものの、医療関係や教育関係の職業はやりがいがある職のようです。ただ、労働時間の問題や給与の面で考慮が必要です。ただ、必ずしも高給でなくてもやりがいの感じられる職業が多くありました。
現在の職業に不満を持っている方、就活を控えた学生諸君に参考になればと思います。