【悲報]アイス値上げの流れが普及。ロッテ・江崎グリコ・森永製菓が来年3月に値上げ発表
グリコだけでなく、森永製菓までもが値上げに踏み切りました
・ロッテ:29品目
・グリコ:55品目
・森永 :7品目
我々が目にするほとんどのアイスが2019年3月に値上げします。
アイス値上げの背景は?
人手不足に伴う物流費や人件費の上昇に加え、乳製品などの原材料の価格も上がっていることが理由だと説明していてます。
ロッテ・グリコ・森永の値上げ理由については、どの企業も同様の理由を発表しています。
"あの企業の業績が悪いから"ではなく、アイス業界が厳しい局面にあるようですね。
とはいえ、アイス業界の売り上げに関しては、上昇傾向です。
(icecream.or.jp)
4年間値上げはなかったとはいえ、内容量を少なくするなどの"実質的な値上げ"で売り上げを伸ばしているようですね。
アイスクリームのシェア率を考えます
・ロッテ(848億円)・・・・・17.2%
・グリコ(608億円)・・・・・12.3%
・森永(556億円)・・・・・・11.3%
・ハーゲンダッツ(502億円)・10.2%
次は値上げする商品をメーカー別にみていきましょう。
ロッテアイス
(http://nlab.itmedia.co.jp)
130円→140円
・爽 バニラ
・クーリッシュ バニラ
・モナ王 バニラ
・ 〃 宇治抹茶
・雪見だいふく
・ガーナ チョコ&クッキーサンド
・練乳ミルクバー
・ジェラートマルシュ バラティセレクション
・ 〃 スタンダードセレクション
・北海道さとうきびモナカ
330円→350円
・モナ王マルチ バニラ
・ミニ雪見だいふく
・ハーシーチョコレートアイスバー
・ 〃 アーモンドチョコレートアイスバー
・ 〃 クランクチョコモナカ
・DOLEもりだくさんフルーツ
・バニラバー北海道
・やさしいいちごバー
・爽マルチ バニラ
・カルピス®️ アイスバー
・スイカ&メロンバー
・とろ〜りれん乳三昧 苺れん乳
・ 〃 宇治金時
・ 〃 れん乳あずき
420円→450円
・ガーナ濃厚チョコレートアイス
・ガーナチョコ&クッキーサンドマルチ
江崎グリコ
(http://nlab.itmedia.co.jp)
130円→140円
・パピコ
・ジャイアントコーン
・アイスの実
・牧場しぼり
・パナップ
・ガトーショコラ
・セブンティーンアイス レギュラーシリーズ
150円→160円
・SUNAO
160円→170円
・セブンティーンアイス SPECIAL SELECTION
330円→350円
・ティエシリーズ
・チョコアラモード
・カフェオーレアイスバー
・キャデリーヌ
420円→450円
・パピコ マルチパック
・パナップ マルチパック
・ココナッツサブレサンドアイス
500円→550円
・パティーナ
森永製菓
(matomedane.jp)
130円→140円
・チョコモナカジャンボ
・バニラモナカジャンボ
・サンデーカップ バリバリチョコ
・ビスケットサンド
・チーズスティック
330円→350円
・バリバリバー バニラ
・パキシエル
スポンサーリンク
アイス値上げの背景
(4meee.com)
アイスクリームの香りづけなどに多く使われるバニラ。バニラオイルだったり、バニラエッセンスだったりが多く流通していますよね?
ただ、このバニラが手に入りにくくなっているんです。
香辛料の通関輸入統計によると、
・2017年度のバニラ輸入量は、2014年と比べると4割減
・2017年度のバニラ価格は、2014年の4倍増
これがアイスの値段に影響しない理由はありません。
日本は資源がないので、ほとんどを輸入に頼っていますからね。
バニラ価値上昇の背景
バニラの原産地はマダガスカルを中心に熱帯各地で栽培されていますが、ほとんどがマダガスカルで栽培されています。日本では、福岡県で作られています。
2018年6月には1キロ515ドルで取引され、銀の取引価格469ドルよりも上回りました。今や、"バニラ"は銀よりも貴重な資源です。
それではなぜ近年、バニラの価値が上昇しているのでしょう?
もともと希少価値が高かった
甘い香りのするバニラビーンズを育て、収穫し熟成させるには、かなりの時間と手間がかかるため、もともと希少でした。
バニラはツル植物の一種で、苗が開花・結実するまで2〜4年が必要です。
バニラの花600輪からおおよそ6キロの種子鞘が実り、その中の1キロがバニラになります。
盗難被害の増加
マダガスカルでは収穫時期になると、盗難被害が後を絶ちません。被害を恐れるあまり、未熟な実を積む人が多く、質の高いバニラは価値が高騰するようです。
需要増加
天然資源を求める先進国の需要が高まっているようです。大手メーカーが買い占めするなどの事態が生じて、より価値が高いものになったのです。
気候変動
2017年の夏にマダガスカルを襲った双子の台風は、バニラ産業に大打撃を与えました。2年以上は開花までかかるため、2019年以降は回復する見通しのようです。
ただ、温暖化に伴う台風の増加は、バニラ産業にこれからも影響を及ぼすだろう。
まとめ
バニラ価値高騰によるアイス値上げの流れは、致し方のないことです。
これからもアイスの値上げが起こらないことを期待しましょうね。
3月に値上げされるので、その前に買い置きしてたほうがよさそうですね。